レノボから新発売された8コアCPUに 2.2K液晶 (2240 x 1400) 2in1方式14型ノートPC IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の製品レビューです。
IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型レビューモデルは、14型高精細2.2K液晶 (2240×1400ドット)サイズ2in1方式に狭いベゼル液晶を搭載。最新の8コアAMD Ryzen 7 7730U CPUにパフォーマンスの高いRadeon グラフィックスを採用。
レビューモデルスペックは、最大動作周波数4.50GHzで動作のAMD Ryzen 7 7730U
( 2.00GHz~4.50GHz 8コア、16スレッド )に、AMD Radeonグラフィックス、512GB SSD (PCIe NVMe/M.2)と16GBメモリを搭載。

この製品レビューには、昨年秋から注目を集める画像生成AIの、Stable Diffusionのクラウド対応版「Stability plugin for Photoshop」用プラグインでのレビューAI画像作成が、Flex 5 Gen 8でどの程度使えるかレビュー致しました。
▼INDEX▼
■製品画像 ■インターフェース ■オーディオ
■ベンチマーク ■画像生成 ■まとめと購入
IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)レビューモデル |
 |
プロセッサー | AMD Ryzen7 7730U ( 最大4.50 GHz)プロセッサー |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス(AMD Radeon グラフィックス) |
画面サイズ | 14.0型 2.2K液晶 (2240×1400ドット)マルチタッチ光沢あり |
メモリ | 16GB |
ハードディスク | 512GB M.2 SSD PCIe NVMe |
↓ 液晶パネルは狭いベゼルの14型2.2K(2240×1400ドット)IPS光沢ありマルチタッチ対応(10点)仕様。色はきれいに表示されています。

↓IPSにより広い視野角の液晶パネル。

↓タブレットモード。

↓スタンドモード。

↓テントモード。

↓カラーは落ち着いた色調のアークティックグレー色。


↓本体右側部。右から電源ボタン、4-in-1メディアカードリーダー、 USB3.2 Gen1、 USB3.2 Gen1(Powered USB)。

↓本体左側部。左から電源コネクタ、HDMI、 USB3.2 Gen2 Type-C、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック

↓背面。


IdeaPad Flex 5 Gen 8 のディスプレイはWUXGA(1920×1200ドット)が標準仕様になりますが、
レビューモデルは高解像度の2.2K液晶 (2240 x 1400ドット)になります。
↓ディスプレイ解像度による比較画面。

↓大きなタッチパッドにキーボードの押し加減は指にフィットして使いやすい。
キーボード右にはタッチ式指紋リーダーと左右にステレオスピーカー (Dolby Audio対応)を搭載。

画面トップ↑
↓Lenovo VANTAGEによる便利な機能。
ノートPCを開くと同時に電源が入る「開いてブート」機能。他にPCの状態チェックや保証期間、マイク設定、オーディオ設定などが行えるツールになります。

▼ベンチマーク▼
↓ストレージベンチマークスコア。(Cドライブ512GB SSD)
高速SSD (PCIe NVMe M.2)接続ならではの読み込み3616.93のハイスコア。

↓CINEBENCH CPUスコア 前世代インテル Core i7-1260P プロセッサーのスコア。
特段優れているわけではないようです。

↓AMD Ryzen 7 7730U CPUのスコア。
上記前世代インテル Core i7-1260P プロセッサーと比較すると高いスコアが記録されています。

CINEBENCH CPUスコア |
AMD Ryzen 7 7730Uプロセッサー (8コア/16スレッド最大動作周波数4.50GHz) | インテル Core i7-1260P プロセッサー 6コア/12スレッド(最大動作周波数4.70GHz ) |
シングルコアスコア 1440pts | シングルコアスコア 982pts |
マルチコアスコア 9450pts | マルチコアスコア 7264pts |
画面トップ↑
▼画像生成AI Stable DiffusionをAdobe Photoshop CCで利用する。▼

↓昨年秋から注目を集める画像生成AIの、Stable Diffusionのクラウド対応版「Stability plugin for Photoshop」用プラグインでのレビュー作成を掲載致しました。
Stable Diffusionは、オープンソース化された高性能画像生成AI(モデル)であり、20億枚の画像と言葉のペアを学習することで、「テキストからの画像出力」「ラフ画像からの画像出力」などが可能になります。
※上記内容は6月26日現在になります。更に高画質のベータ版がリリースされております。
一般的な利用方法としては、クラウド経由(stability.ai)と自分のPCにプログラムをインストールして使うローカル方式になります。
クラウド経由は、PCのスペックは高くなくても利用でき、今回のレビュー製品のIdeaPad Flex 5 Gen 8で快適に利用できました。但しデメリットとしてクレジットが必要になります。
ローカル方式は、PCのスペックが高くないと画像生成に時間が掛かるのと、生成される画像の大きさが制限を受けます。グラフィックスボードがNVIDIA製に限定されており、ビデオメモリも少なくても6GBから余裕があれば12GBが理想となります。
※6GBメモリでは、基本サイズの512×512サイズが限界ですが、アップスケール方式利用で倍のサイズでの拡大には対応しています。
その代り何枚画像生成しても数量に制限なく無料で利用が出来るのと、数多い拡張機能が利用できるのが魅力です。
今回レビューに利用したのは、クラウド経由のStability plugin for Photoshop用プラグインを使いました。
PhotoshopについてはAdobe独自のAI技術で、先行リリースされていた画像生成AI「Firefly(ファイアーフライ)」の機能を現在利用できますが、ベータ版になり商用利用は制限されています。一応このベータ版でも生成画像を作成してみました。 正式リリースは秋頃になりそうです。
▼Stable Diffusionが使えるStability plugin for Photoshop用プラグイン▼

Stability AIは、AIの言語モデル「StableLM」を発表した会社です。StableLMは、ユーザーの質問に対して、文章やプログラミングのコードを生成して返答できる大規模言語モデルになり、2022年に「テキストからの画像出力(複数、ポーズ画像も可)」「ラフ画像からの画像出力」などが可能な高性能画像生成AI(モデル)「Stable Diffusion」を公開しました。Stable Diffusionは、CompVis、Runway、LAION 他により共同で研究・開発されたテキストから画像への潜在拡散モデルです。
そのStability AIのサイトに下記のPhotoshop用プラグインインストール方法「Integrations」の記載があります。
プラットホーム (stability.ai)

プラグインインストール後の利用方法は、まず「stability.ai」でアカウント登録後に必要なAPIの取得が必要になります。
この情報がPhotoshopで必要になります。
Photoshop用プラグインのインターフェース拡大画像
利用方法は、Photoshopで新規ドキュメントをサイズ指定してPromptのテキスト画面に英文で入力する。

↓作成されたAI画像。 プロンプト名は、「人工知能,頭脳,AI,ロボット,(best quality,masterpiece:1.2),」作成時間約15秒プラグイン経由ですので若干作成時間がかかるようです。

▼Photoshopベータ版の画像生成AI「Firefly(ファイアーフライ)」を使う▼

↓レビュー用の IdeaPad Flex 5 Gen 8 パソコン画像に、画像生成AI「Firefly(ファイアーフライ)」でのロボットがタイピングしている追加画像の作成。
プロンプト名は、「ロボットによるタイピングイラスト」 作成時間約12秒こちらは画像に追加する大きさも小さいので早かったです。さすがに世界のデザインメーカーが作る画像生成の品質は高いクオリティになっています。

作成結果は、ロボットの手が表現されていますが、位置などの修正が必要になります。
画像としては背景に見事に溶け込んでいますのでAI作成された画像の修正は必要なしで使えそうです。

▼レノボIdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)レビューモデル性能まとめ▼
今回のレビューでは、昨年秋から注目を集める画像生成AIの、Stable Diffusionのクラウド対応版「Stability plugin for Photoshop」用プラグインでのレビューAI画像作成が、Flex 5 Gen 8でどの程度使えるかを検証しました。
それと Photoshopベータ版での画像生成AI「Firefly(ファイアーフライ)」で、レビューパソコン画像に追加する画像作成の検証もしました。
まず「Stability plugin for Photoshop」用プラグインでは、4枚の画像生成を新規に作成。
画像生成はクラウド経由ですので、パソコンのスペックにはあまり依存しないですが、画像生成後の Photoshopでの表示等にはCPUとメモリのスペックが高い方が有利になります。
GPUについてはWindowsについては、Stable DiffusionではNVIDIA製に限定されています。
但しクラウド経由で画像生成されますのでPhotoshopプラグインでは問題ないです。
次に、アドビが自信をもってテストリリースしたPhotoshopベータ版での画像生成AI「Firefly(ファイアーフライ)」です。
機能としては、既存の画像を任意の位置に新たに画像生成により追加したり、足りない部分を周囲の情報を元に追加する等が出来ます。もちろん「Stability plugin for Photoshop」のように新規に画像生成も出来ます。
この「Firefly(ファイアーフライ)」での画像生成は非常にクオリティが高いので、とくに修正しなくてもそのまま品質の高い画像が作られます。
結果として、「Stability plugin for Photoshop」用プラグイン利用では、4枚の画像生成時間が約15秒でした。
「Firefly(ファイアーフライ)」での任意の位置に4枚の画像生成時間が約12秒でした。
参考までに、ワークステーションでのプロフェッショナルGPUのNVIDIA RTX A2000 6GBではStable Diffusionローカル版での画像生成時間が約6秒でした。
「Firefly(ファイアーフライ)」での画像生成については、画像生成がクラウド対応なので約12秒でした。
IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)での上記画像生成ではとくに問題なく利用でき、2in1方式の利点を生かして内蔵専用ペンによる画像修正範囲の選択や、作成後のプレゼンテーション等がうまく行えます。
Stability plugin for Photoshop 画像生成時間 |
IdeaPad Flex 5 Gen 8 AMD Ryzen 7 7730Uプロセッサー (最大動作周波数 4.50GHz 8コア、16スレッド )+AMD Radeon グラフィックス+16GBメモリ | レノボP330ワークステーション インテルCore i9-9900プロセッサー(8コア、16スレッド最大動作周波数5.00Ghz)+ NVIDIA RTX A2000 6GB+96GBメモリ
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クラウド対応15秒 | ローカル対応6秒 |
Adeobe Firefly(ファイアーフライ) 画像生成時間 |
クラウド対応12秒 | クラウド対応8秒 |
14型高精細2.2K液晶 (2240×1400ドット)サイズは、2in1方式に液晶画面は4辺の狭いベゼルにより画面一杯に画面が表示される2in1方式マルチモード。重さも1.55kgと軽量の薄型スタイリッシュモデルになります。
他にも、webカメラからのハッキングを防ぐプライバシーシャッターに、指紋認証機能など高性能モデルに搭載の機能も採用されています。
レビューモデルのCPUは、8コアプロセッサーに高性能グラフィックスを搭載。
ベンチマークの通りインテル製の前世代インテル Core i7-1260P プロセッサーでのCINEBENCHベンチマークでは、シングルコア、マルチコア共に大きく上回っています。
メモリは最大容量16GBの高速 DDR4-4266 SDRAM (オンボード)の固定になり、増設は不可になります。
ストレージは、高速 (PCIe NVMe M.2)仕様の512GB SSDを搭載。
ベンチマークスコアが高速SSD512GB (PCIe NVMe M.2)接続ならではの読み込み3616.93の高いスコアを記録。
※最近のストレージの高速化の普及は、当たり前になり一世代前では3000番代のスコアは高性能なモデルのみに採用されていましたが、一般的な低価格なモデルでも搭載される状況になりました。
サウンドは、本体キーボード左右にあるステレオスピーカーのインテルハイデフィニション・オーディオ (Dolby Audio対応)でクオリティの高いサウンドを再現。
インターフェースは、USB 3.2 Gen1 (Power Delivery対応)、Type-C USB3.2 等を搭載。
レノボIdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)レビューモデルは、レビュー検証により最近注目の画像生成AIのクリエイティブ作業もこなせる薄型軽量の2in1方式マルチモードノートパソコンになります。
▼レノボIdeaPad Flex 5 Gen 8 14型レビュー製品の主なスペック▼
 | Windows 10 Home 64bit Windows 11 Pro 64bit\ |
カスタマイズ | |
 | AMD Ryzen 7 7730Uプロセッサー 8コア/16スレッド(2.00GHz-4.50GHz, 4MB) |
カスタマイズ | |
 | AMD Radeon グラフィックス GPUコア数 8 グラフィックス周波数 2000 MHz |
カスタマイズ | |
 | 16GB DDR4-4266 SDRAM (オンボード) |
カスタマイズ | |
 | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) |
カスタマイズ | |
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カスタマイズ | |
 | 14型 2.2K液晶 (2240 x 1400) IPS, 光沢あり, マルチタッチパネル, 100%sRGB, 300 nit, 60Hz, ガラス |
カスタマイズ | |
販売価格は下記リンクで確認ください。
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